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柴田 祐一
原子力eye, 57(6), p.60 - 63, 2011/06
高速増殖原型炉「もんじゅ」及び高速実験炉「常陽」用のMOX燃料製造に伴い、プルトニウムで汚染したさまざまな固体廃棄物が発生する。これらの固体廃棄物は処分方法が確定するまでの間、当該サイトに保管している。保管の際の管理の合理化及び処分時のコストを低減するため、廃棄物の発生量の低減だけではなく、減容処理が必要となっている。日本原子力研究開発機構(JAEA)では、MOX燃料製造開始当初から固体廃棄物の減容技術の開発を行ってきた。それらの成果の集大成としてプルトニウム廃棄物処理開発施設(PWTF)を建設し、減容技術の実証試験を行ってきた。実証試験において実廃棄物を処理して得られた知見を元に、MOX燃料製造設備から発生する廃棄物に最適化した焼却技術を新たに開発した。本稿ではMOX燃料製造設備から発生する廃棄物の焼却処理技術について述べる。
高嶋 秀樹; 高崎 浩司; 清水 武彦; 栗原 良一
原子力eye, 57(5), p.72 - 76, 2011/05
2010年10月11日(月)に「原子力・放射線部門」の技術士第一次試験が実施された。技術士第一次試験は、例年通り、基礎,適性,共通,専門の4科目から構成され、すべて択一式問題であった。本誌では、これら4科目のうちから専門科目35問について、3月号と4月号,5月号の3号に分けて設問と解答の解説を掲載する。本5月号では、出題された35問のうち放射線分野の14問について設問と解答の解説を行う。
夏目 智弘*; 中野 誠*; 原田 晃男; 山中 淳至; 栗原 良一
原子力eye, 57(4), p.72 - 76, 2011/04
2010年10月11日(月)に「原子力・放射線部門」の技術士第一次試験が実施された。技術士第一次試験は、例年通り、基礎,適性,共通,専門の4科目から構成され、すべて択一式問題であった。本誌では、これら4科目のうちから専門科目35問について、3月号と4月号,5月号の3号に分けて設問と解答の解説を掲載する。本号では、出題された35問のうち原子力分野の14問について設問と解答の解説を行う。
栗原 良一; 中野 純一; 阿部 定好
原子力eye, 57(3), p.71 - 76, 2011/03
2010年10月11日(月)に「原子力・放射線部門」の技術士第一次試験が実施された。技術士第一次試験は、例年通り、基礎,適性,共通,専門の4科目から構成され、すべて択一式問題であった。本誌では、これら4科目のうちから専門科目35問について、3月号と4月号,5月号の3号に分けて設問と解答の解説を掲載する。本号では、エネルギー分野の設問と解答の解説に加え、専門科目全体の試験内容,出題傾向,対策等について、その概要を記述する。
大井川 宏之
原子力eye, 57(3), p.52 - 56, 2011/03
高レベル放射性廃棄物の処分の負担軽減を目指す核変換技術のうち、加速器駆動システム(ADS)の研究開発が欧州において活発に進められている。2005年から2010年まで行われたEUROTRANSプロジェクトでは、ADSの設計と実験,燃材料,核データ等について幅広い研究開発が行われ、実験炉級ADSの設計が提示された。これを受け、ベルギーにおける実験炉級ADS計画であるMYRRHAプロジェクトが、2016年の着工を目指して本格化している。我が国ではJ-PARCの第2期計画である核変換実験施設計画があり、これとMYRRHAが連携して、核変換用ADSの実用化に向けた研究開発を先導することが重要である。
弟子丸 剛英
原子力eye, 57(3), p.30 - 35, 2011/03
高速増殖原型炉もんじゅは、2010年5月6日、14年5か月ぶりに原子炉を起動して性能試験を再開し、同月8日、臨界に到達した。その第1段階である炉心確認試験は、炉心の安全性確認にかかわる試験や研究開発の目的で炉心及びプラントのデータを取得する試験から構成されるが、同年7月22日、全20項目の試験を終了した。これにより、長期停止プラントで安全に原子炉を起動して運転できること、炉心が安全上の核的制限値を満足していること、及び長期停止後の再起動炉心にあっても炉物理特性が精度よく評価できることを確認した。特に、長期炉停止に伴い、燃料中のプルトニウム241の壊変により生成したアメリシウム241を炉心平均で約1.5wt%含有する炉心の炉物理特性データは、実用化を目指す高速増殖炉の炉物理研究開発の発展にも資するものである。また、試験,各運転操作,試験期間中に発生した機器の不具合や警報への対応を通じて、高速増殖発電プラントの運転・保守技術の技術蓄積,人材育成の観点での成果も得ている。
佐々木 聡; 鈴木 惣十; 中野 純一; 高松 操; 的場 一洋*; 中野 誠*; 桶谷 浩一郎*; 夏目 智弘*
原子力eye, 57(2), p.66 - 75, 2011/02
平成22年8月8日に実施された技術士第2次試験「原子力放射線部門」の筆記試験に関し、選択科目のうち「原子炉システムの設計及び建設」,「原子炉システムの運転及び保守」の問題と解答のポイントを解説した。
谷村 嘉彦
原子力eye, 57(2), p.37 - 40, 2011/02
原子力科学研究所放射線標準施設では、加速器を用いて8keVから19MeVまでの5桁に及ぶ広いエネルギー範囲の10エネルギー点の単色中性子を安定して発生することに成功した。これにより、中性子測定器の感度のエネルギー特性を一つの施設で系統的に決めることができる世界で唯一の単色中性子標準照射場が完成した。
佐々木 聡; 須藤 俊幸; 原田 晃男; 栗原 良一; 山本 和喜; 土田 昇; 清水 勇; 野村 俊文
原子力eye, 57(1), p.66 - 75, 2011/01
平成22年8月8日に実施された技術士第2次試験「原子力・放射線部門」の筆記試験に関し、選択科目のうち「核燃料サイクルの技術」,「放射線利用」,「放射線防護」の問題と解答のポイントを解説した。
塚田 隆
原子力eye, 57(1), p.13 - 16, 2011/01
水化学技術の重要な役割の一つは、原子炉冷却系の各種機器及び配管を構成する材料と水の相互作用、すなわち「腐食」による種々の問題を抑制・緩和し、材料の健全性及びプラントの安全性・信頼性を確保することである。近年の軽水炉の高経年化対策に向けた技術的取り組みやロードマップの作成では、構造材と水の相互作用に起因する応力腐食割れ(SCC)等の腐食損傷への対応が主要な課題とされている。本稿では、原子炉構造材の腐食損傷を抑制するための水化学技術について、SCC抑制のための腐食環境緩和技術の現状と今後の課題を述べる。
内田 俊介
原子力eye, 57(1), p.5 - 8, 2011/01
軽水炉では、水は中性子減速材であると同時に、燃料からのエネルギーをタービンに輸送し、発電する基幹構成材である。高温高圧の水で燃料を効果的に冷却し、一方で、ボイド反応度などで、原子炉の安全性にもかかわるが、燃料被覆材,構造材との相互作用の結果、腐食に伴うさまざまな派生効果を生じ、しばしばプラントの信頼性にかかわる問題の要因となる。原子炉の水化学は、冷却水の化学制御を通して、プラントの安全性・信頼性の確保に寄与することを目的とする、化学,材料,熱流動などの複数の分野にまたがる学際,技術際の学問であり、システム技術である。本稿では、我が国で、原子炉の水化学が、ひとつの学問体系あるいは技術分野として、生まれ育ってきた過程を紹介し、期待される役割とその有効性について解説する。
佐々木 聡; 須藤 俊幸; 山本 和喜
原子力eye, 56(12), p.66 - 73, 2010/12
平成22年8月8日に実施された、技術士第二次試験「原子力・放射線部門」の筆記試験に関し、22年度及び過去6回の試験の出題を踏まえて、原子力・放射線部門の技術士第二次試験の出題傾向と対策について解説するとともに、本年度の設問のうち必須科目の問題と解答のポイントを解説した。
小山 真一
原子力eye, 56(10), p.16 - 18, 2010/10
先進オリエントサイクル研究において、使用済燃料から分離した核種の利用技術の現状を報告する。はじめに、ナノ吸着剤で分離した発熱性FP(Cs, Sr)を固体化して熱電変換素子の熱源として利用する方法を紹介し、続いて使用済燃料中の白金族元素を電析により回収し、その電極を用いた水素製造技術の開発について述べる。
小澤 正基
原子力eye, 56(10), p.7 - 11, 2010/10
先進オリエントサイクル研究について、その研究開発のインセンティブである原子力レアメタルの特性及び研究開発戦略論を概説する。
山中 淳至
原子力eye, 56(9), p.66 - 67, 2010/09
東海再処理施設での日々の業務から考える仕事を進める中で心がけていること、今後、自分が目指すものについて述べる。
名倉 文則; 一宮 正和; 佐賀山 豊
原子力eye, 56(6), p.20 - 23, 2010/06
各国がFBRサイクル技術の開発をスローダウンしてきた中、日本はエネルギーセキュリティ確保等の観点から、高速実験炉「常陽」を建設・運転し、高速増殖原型炉「もんじゅ」を建設して、FBRと関連燃料サイクルの技術開発を継続してきた。近年、新興国の発展などから、世界的に長期的なエネルギー安全保障,地球環境問題等への対応に関心が集まり、FBRサイクルが再び注目されてきている。今年、14年ぶりに運転を再開した、「もんじゅ」は、西側諸国として稼動する唯一の高速増殖原型炉であり、これらの研究開発の成果は、世界的にも期待されている。このような中、二国間,多国間の国際協力を行うことで、「高速増殖炉の効率的な開発」,「開発リスクの低減」,「世界標準技術の確立」の観点から「もんじゅ」を活用した国際協力を進めている。このような活動を通じて、今後は、「もんじゅ」が国際的な研究開発の拠点としての位置づけを確立し、世界的な貢献を果たせるよう努めていく所存である。
久野 祐輔
原子力eye, 56(5), p.72 - 76, 2010/05
核燃料サイクルを推進するにあたって、今後考慮すべき核不拡散対策として、保障措置、核拡散抵抗性技術、核セキュリティという3点がキーとなるが、さらに原子力平和利用における「究極の不拡散対策」として、核燃料サイクルの国際化という4つ目の視点が考えられる。本稿では、これらの関係、及び今後進むべき有効な方向性について考えを述べる。
直井 洋介; 小林 直樹*; 若林 修二; 田崎 真樹子
原子力eye, 56(4), p.50 - 53, 2010/04
核燃料供給保証に関する日本国政府の「IAEA核燃料供給登録システム提案(INFCIRC/683)」をベースとした供給保証システムについて検討した。より現実的なシステムについて提案を試みるために、主な課題と解決策について検討した。
直井 洋介; 小林 直樹*; 若林 修二; 田崎 真樹子
原子力eye, 56(3), p.33 - 37, 2010/03
核燃料供給保証に関する日本国政府の「IAEA核燃料供給登録システム提案(INFCIRC/683)」をベースとした供給保証システムについて検討し、供給保証に必要な追加的なコストと所要期間の想定を行うなど、より現実的なシステムとして提案を試みた。
佐藤 浩司
原子力eye, 56(3), p.20 - 25, 2010/03
2009年12月にIAEA主催、原子力機構を実施機関として京都及び敦賀で開催された「高速炉システム国際会議」(FR09)の概要を報告する。